工場見学~山信織物~


みなさん、こんにちは。
楽しみにしてくれていましたでしょうか?
山信織物編です!

創業昭和22年。
1960年操業以来、先染めから時代の変遷とともに後染めへ複合繊維を素材としたメンズカジュアル、
レディ-ス物を中心として製造販売を展開。
そして栃尾産地といえば、化合繊と天然繊維・差別化新素材の複合やストレッチ素材の生産が有名。
こちらでもスポーツカジュル衣料に使用される高密度な織物製造にも注力しています。

 
今回の工場見学で楽しみにしていた1つが、この膨大な糸のカラーパレット。
山信織物にてついに拝見することができました。

 

 
職人さんはベテランの方から、若手の方まで幅広くご活躍されていました。
会社でも若い感性とマーケティング力を活かした開発体制を設けているということで、
進化する日本の“リアルクローズ”、生地作りの先駆者ですね!

 


統括副部長自ら工場内を案内してくださいました。
時間を見つけてJAMESにも遊びに来てくださる、真面目でとても気さくな部長です。

 
2018SS  DELICIOUSの生地を織っているところを見せてくださいました。
生地を作る段階から見ることができるなんて、私はかなり貴重な体験です。
ウメダニットさん同様、今自身が着用しているDELICIOUS ”Pujol”をもっと大切にしたいと思える瞬間。
何が出来るかはどうぞお楽しみに!!

 

 
教えていただいても、私たちでは見つけられなかった1本の糸飛びをお直し。
作業中は真剣な眼差しで、さすがはプロの方だと改めて痛感しました。

生地によって本数は変わりますが、
この細い針の中に幾重にもなった糸が1本でも切れては当たり前ですが生地は完成しません。

 

 

 
手作業と機械、一心同体となって生地を編んでいるところも見学させていただけました。
下の大きな機械を1人で動かすことに驚きです。
職人さんがやる分には簡単そうに見えましたが、
グルグル回転しながら作業するは糸を均等に保つのがとても難しいそうでした。
やはり機械だけでは良い物は簡単に作れないし、伝統の技は崩してはいけないんだと思います!

 


最後に歴代の代表生地を見せていただきました。
日本に囚われず、海外の有名ブランドも山信織物の生地を使用しているそうです。
販売側から日々感じていることや、お客様からのご意見にもしっかり耳を傾けてくださり、
もっとより良い物を届けたいとおっしゃっていました。
そう言われるとより一層期待が膨らみます!

 


伝統は活かしながら”真面目”に生地作りに取り組み、
どんどん新しいことにもチャレンジしていく山信さん。
もっともっと詳しく知りたいし、みなさまにも山信織物の生地がどれだけ凄いかを
しっかりお伝えできたらと思います。

今回、DELICIOUS ”Pujol” × 山信織物とのカタログが完成しました!

JAMESにいらした際は、ぜひお手にとってご覧ください。

 

 

橋本